GuiXTの基本
GuiXTの目的
GuiXTを使用すると、快適で早く、直感的にSAPシステムを使用することができます。いくつかの行を記述するだけで、画像やテキストをSAPフォームに統合したり、フィールドを再配置し、符号入力ではなくラジオボタンで選択できるようにし、プッシュボタンを作成して選択する機能を使用できるようになります。
GuiXTの技術
GuiXTはシンプルなスクリプティング言語を基本にしています。一連のコマンドの形式でSAPスクリーンのレイアウトを定義します。
例
del [Translation dte]
pos [First line item] (8,0)
入力フィールドTranslation dteは削除され、フィールドグループFirst line itemは、8行, 0列に移動します。
GuiXTスクリプトの作成と編集
変更したいSAP画面に移動します。Edit -> Script in the GuiXT Menuをクリックすると、メモ帳などのテキストエディターが起動し、対応するスクリプトが表示されます。
スクリプトコマンドの書式
各スクリプトコマンドは、一行ずつ記述します。
空白行は無視されます。
//記号を入力するとコメントを入れることができます。
各行はスクリプトコマンドから始めます。(posなど)
スクリーンエレメントは、角カッコに入れます。(例:[Translation dte])
画面座標は丸カッコに入れます。(例:(8,0))
スクリプトで文字列のなかに引用符”を使用するときは、、二重引用符を使用してください。
GuiXTのスクリプト行は、4000文字長です。
Helpの呼び出し
ヘルプを呼び出す場合は、ドキュメンテーションをインストールしてください。Helpとはこのドキュメンテーションになります。
GuiXTをインストールすると、ヘルプファイルは自動でインストールはされませんので、当社のダウンロードページからドキュメンテーションをダウンロードしてください。ヘルプの言語はログオン時に使用されている言語によります。(英語、ドイツ語、フランス語)ですので、例えば、英語でログオンすると、英語版のドキュメンテーションがインストールされます。GuiXTプロファイルでドキュメンテーションが表示されたディレクトリが正しいかどうかを確認してください。
ヒントとコツ
guixt.iniのパラメーター StartHidden Yes を有効にすると、GuiXTウィンドウを完全に非表示にできます。他の選択肢に StartMinimized Yes があります。
スクリプトコマンドが有効になっていないようであれば、スクリーンエレメントの名所が間違えている可能性があります。たとえば、[Translation dte] のところを、[Translation date] にしている場合などです。GuiXTでScriptウィンドウを開くと、対応する構文エラーのメッセージを確認できます。Scriptウィンドウを開くには、View -> Scriptをクリックします。
手動でスクリプトを記述しなくても、SAPアドオンツールのGuiXT Script Editor Proを使用すればWYSIWYGモードで簡単にスクリプトを作成でき、多くのGuiXTの機能も利用できます。