多言語のサポート
異なる言語をGuiXTスクリプトで操作する方法は2つあります。
- 各言語用に区別された一連のスクリプトを保持する
- 1組のスクリプトを作成し、ここですべての言語を扱う
ここでは2つ目の方法についてご説明します。
2つ目の方法の利点は、メンテナンスの仕事が単純化できるということです。各スクリプトを1つの言語依存部分に分け、そこにフィールドの削除や再配置したり、デフォルトをセットしたりします。また、言語固有の部分で、フィールド名を変更したり、新規テキストを追加します。
短所は何かというと言語に独立した部分でフィールドの技術名称を使用しなければならないことです。
さらに、ユーザーは「低速度接続」(ネットワークトラフィックの低下)で処理することができません。フィールドの技術名称はこの場合フロントエンドに送られないからです。このパラメーターは、SAPログオン画面内にセットされます。
進め方:
GuiXTプロファイルで
“No language key” オプションをセットします。
Guixt.iniで処理する場合、パラメーターは以下の通りです。
NoLanguageKey Yes
これでGuiXTは言語キーなしでスクリプトを検索しますので、例えば、SAPMF05A.E0100.txtではなく、SAPMF05A.0100.txtを読み込みます。 さらに、スクリーンエレメントで、最初のカラムでフィールドのテクニカル名を探すことができるようになります。
スクリーンエレメント上でマウスクリックすると、テクニカルフィールド名がクリップボードにコピーされますので、このままスクリプトに、Ctrl+Vで挿入できます。
InputScriptをレコードすると、GuiXTはテクニカルフィールド名も生成します。
スクリプトで、言語独立した部分で始め、すべてのスクリーンエレメントをテクニカル名で指定します。
例:
以下は、3言語の画面結果です。
言語固有の部分の中で、テクニカルフィールド名を使用することもできます。