プロファイルの保管場所
概要
GuiXTプロファイルを保管する場所はいくつかあります。
1.Windows レジストリ
- ローカルPCの guixt.ini
3.中央サーバの guixt.ini
- システム固有の guixt.ini
GuiXTは以下のようなロジックを使用しています:
まず、現在のプログラムディレクトリで “guixt.ini”ファイルを検索します。
ファイルが見つかったら、次にファイル内に以下の記述があるかを探します。
IgnoreRegistry Yes
プロファイルオプションは “guixt.ini”から取得しますが、なければWindows のレジストリから取得します。
ローカルファイル内に以下のコマンドを使うと、中央に保管されている guixt.iniファイルに切り替えることができます。
SwitchTo ….
これは、ネットワーク内のファイルサーバ、http/ftp サーバ、あるいは SAP データベース内のWebリポジトリに格納します。
Webリポジトリ に格納する場合や、 “switchto” のファイル名に &database 変数を使用すると、
guixt.ini ファイルは各SAPシステム用に読み込まれます。
guixt.ini ファイルはどこで検索されますか?
これは、SAP GUI または ITSのバージョンによります。
ほとんどの場合、ディレクトリの場所は以下になります。
C:\Program files\SAP\Frontend\SAPgui (SAP GUI 6.20, 7.10)
C:\Program files\SAPpc\SAPgui (SAP GUI 4.6D)
C:\Program files\SAP\ITS\2.0\programs (ITS)
SAP GUIの Help->About->Loaded dlls で、SAP GUI dllと guixt.dllの場所が表示されます。
- Windows レジストリ
進め方: No guixt.ini file.
もしくは、 if guixt.ini exists: no “IgnoreRegistry Yes” in this file.
レジストリのエントリは以下の通りです。
HKEY_CURRENT_USER
Software\SAP\SAPGUI Front\SAP Frontend Server\Customize
GuiXT Profileを使用せずにregeditで直接変更することも可能ですが、レジストリを直接手動操作することは危険が伴います。
すべてのユーザーのレジストリを中央で変更するツールを使用する場合は、多くのユーザーを抱えている場合においても、GuiXT Profile をレジストリに保管する方法は有効ですが、こういったツールを利用せずに、中央 にguixt.iniファイルを使用するのはさらによい方法です。
- ローカルguixt.ini
方法: guixt.ini ファイルを作成し、”IgnoreRegistry Yes” を使う。
すべてのguixt.ini パラメータ名はドキュメンテーションの “profile”にあります。
GuiXT プロファイルの編集でHelp機能(”?” 記号の上で クリックします)が使えます。
追加のヒント:GuiXT Designerで、Windows レジストリから guixt.iniを生成することができます。
- 中央 guixt.ini
方法: guixt.ini ファイルを作成し、”IgnoreRegistry Yes” および “SwitchTo”を使用する。
ローカルのguixt.ini で “SwitchTo” コマンドに中央 guixt.ini ファイルを指定します。
\\server12\GuiXT\guixt.ini の設定例
IgnoreRegistry Yes
SwitchTo \\server12\GuiXT\guixt.ini
サーバーが稼働していないような理由でこの中央guixt.iniファイルが見つからないとき、GuiXTはローカル guixt.iniの次の命令文を続行します。下記のように複数の “SwitchTo” コマンドを使って、異なるサーバーに向けることができます。
IgnoreRegistry Yes
SwitchTo \\server001\GuiXT\guixt.ini
SwitchTo \\server002\GuiXT\guixt.ini
- システム固有の guixt.ini
方法: guixt.ini fileを作成し、”IgnoreRegistry Yes” 、および “SwitchTo SAPWR: …” もしくは “SwitchTo ….&database…” を使用する。
SAP Web レポジトリを使う場合は、SwtichTo命令文の前に Webレポジトリアクセス用の RFCユーザーとパスワードを記述してください。
特別な GuiXT 開始オプション (StartMinimized または StartHidden) をSwitchToコマンドの前にローカル guixt.iniに置くこともできます。
(例)
IgnoreRegistry Yes
StartMinimized Yes
RfcUser guixtrfc
RfcPasswordEnc vaqfxepfhfwflfdgag
SwitchTo SAPWR:zguixt.ini.txt
Web レポジトリアクセス用に、client 000を使用しますが、
“SAPWR,client=xxx”を記述すると、別の clientを指定することもできます。
(例)
IgnoreRegistry Yes
StartMinimized Yes
RfcUser guixtrfc
RfcPasswordEnc vaqfxepfhfwflfdgag
SwitchTo SAPWR,client=800:zguixt.ini.txt
システムが存在しないため、あるいは、無効なRFC ユーザー名が理由等により、あるシステム用にシステム固有のguixt.iniファイルを読むことができない場合、エラーメッセージは発行されません。この場合このシステムに対してGuiXTは無効な状態になります。
GuiXTウィンドウのView -> Protocolをクリックすると、ログエントリーが表示されます。
“&database” 変数を使用したシステム固有のguixt.iniファイルの応用例:
IgnoreRegistry Yes
StartMinimized Yes
SwitchTo http://www.xxx.com/guixt/ini/guixt.&database.ini
SAPシステム P46 にユーザーがログオンしたとき、GuiXTは、下記のファイルを読み込みます。http://www.xxx.com/guixt/ini/guixt.P46.ini
UNIX系の Web サーバを利用する場合は、ファイル名の大文字小文字にご注意ください。
システムID “&database”がファイル名に大文字で入ります。
※上記3と4を統合することもできます:RFCのパラメータをセットしている中央guixt.ini に SwitchToを使います。それから、システム固有のSwitchToを使います。