ユーザー統計

設定ファイル “guixt.ini” で統計機能を有効にすると、アクティブユーザー数と使用しているSAP GUIおよびGuiXTのバージョンを記録することができます。

 

この機能の利用する前提条件は以下の通りです。

- GuiXT バージョン 2011 Q1 4 以降

– 全ユーザーに書き込み権限のある中央ネットワークディレクトリ

 

“guixt.ini” の UserStatisticsの行にディレクトリを指定します。例えば、\\P712800\guixt\statsディレクトリの場合、以下のように記述します。

UserStatistics      \\P712800\guixt\stats

 

SAP GUIオプションでGuiXTが有効になっている(GuiXT有効化)ユーザーがログオンすると、SYSTEMNAME\CLIENT\USERNAME.txtが指定されたディレクトリに読み込まれ、必要に応じて作成または変更されます。

ファイルには、SAP GUIバージョン、GuiXTバージョンと有効なGuiXTコンポーネントが含まれます。

 

例:

 
 

 

 

 

この統計情報を判断するには、HTMLファイル(拡張子hta) を使用します。

guixtstat.hta

上記ファイルを、PC、またはネットワーク上のディレクトリにコピーします。 ファイルはダブルクリックで開くことができます。この場合、ユーザーダイアログで統計フォルダを選択するよう要求されます。

 

または、.batファイルに呼び出しの最初のパラメータとして統計フォルダを指定します。

guixtstat.hta   \\P712800\guixt\stats

 

 

“guixt.ini”で統計機能を有効にして数日間実行し、その後統計機能をオフにして統計フォルダの名前を変更することをお勧めします。これによって、次に統計機能を有効にしたときに統計が最初からやり直されるようになります。

 

“guixtstat.hta”で表示される情報は下記のリスト(1~4)です。

 

リスト1. SAPシステム名とクライアントあたりの合計GuiXTユーザー数 (SAP systems and clients)

リスト2. 使用されたGuiXTバージョン (GuiXT versions)

リスト3. 使用されたSAP GUIバージョン (SAP GUI versions)

リスト4. 各ユーザーの詳細情報のリスト (Users by name)

 

リスト1のユーザーの合計数がリスト4の合計数よりも多くなる場合があります。下記の例でも、リスト1の合計数は95ですが、リスト4の合計は80になっています。リスト1とリスト4の合計数が異なる理由は、リスト1では、異なるシステムやクライアントのユーザーセッションは、同じユーザー名で起動している場合でも別々にカウントされるのに対して、リスト4では、各ユーザー名は一度だけカウントされ、各ユーザー名のシステムとクライアントがそれぞれ記載されるためです。

 

そのため、GuiXTのライセンス数を判断する目的では、実際のユーザー数を確認する必要がありますので、各ユーザーが全てのシステムとクライアントで一意のユーザー名を使用している場合、リスト4に表示される合計数 (下記の例では “80”) が実際のユーザー数になります。

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