VBScript関数を呼び出す

GuiXTスクリプトにおけるVBScript関数呼び出しから始めます。これは、ActiveXコントロールに対する独自の権限とアプリケーションという点で便利な機能です。

以下の手順で行います。

  • “.vbs”という拡張子を持つファイルを作成します(例: “lib1.vbs”)。

このファイルにてVBScript関数を記述します。例:

Function test1
test1 = “Hello World”
End Function

GuiXTコントロールを持つ大きなプロジェクトを実装する場合、構文チェックやプリティプリント、オンラインヘルプといった便利な機能をサポートする専用のVBScriptをインストールすることを推奨します。インターネットにてさまざまなツールを入手できます(例: “VbsEdit”)。

  • ActiveXコンポーネントとの情報のやり取りを表示できるツールを選んでください。これにより、複雑なコントロールをはるかに簡単に扱えるようになります。

GuiXTプロファイルで選択した.vbsファイルの名前を入力します。

  • 個々のファイルが大きすぎる場合は、後で”.vbs”ファイルをさらに追加できます(カンマで区切って指定します)。1つのVBScriptファイル定義できる関数に制限はありません。

    : 作成したVBScriptコードを変更し、現在実行中のSAP GUIウィンドウで新たに試験を行いたい場合、古いモードでは依然として古いバージョンのVBScriptファイルがアクティブになっているため、”/O…”にてSAP GUIモードを新たに開く必要があります。各SAP GUIモードにおいて、VBScriptプログラム全体は1度だけ読み込まれるため、グローバル変数はそれぞれの値を保持しています。

  • 作成したVBS関数を呼び出すには、作成したGuiXT ScriptまたはInputScriptにて”CallVBS”キーワードを使用します。”Message”コマンドを使用すると、戻り値を表示できます。

CallVBS msg = test1
Message “S: &V[msg]” -statusline

これは、VBS関数”test1″が呼び出され、その結果がGuiXT変数V[msg]に格納されることを意味します。戻り値を受け取りたくない場合は、以下の構文を使用します。

CallVBS test2

VBScript関数から返されたテキストを用いてSAP GUIメッセージが表示されます。